5年 教育支援実践講座交流

 教育支援実践講座は、学校における「いじめの問題」をテーマとし、市民を対象に人権講座を行うものですが、「講座の受講者が学校に対する地域支援者となり、小中学生との交流会に参加して、この問題について意見交換を行う」という実践を伴う特徴を備えています。生活体験や社会体験が乏しくなっている児童生徒に対し、地域人材との関わりを通して、この問題を考える機会を子どもたちに提供することを目的として、平成25年度から実施されています。

 本校では本年度5年生を対象に交流しました。地域支援者の方が24名おいでになり、各クラス6グループで話し合いを行いました。日ごろ何気なく起きている子どもたちのかかわりの中にもじっくり考えなくてはいけないことがあり、友だちのことを考えるいいきっかけとなりました。地域の方が子どもたちの意見をうまく引き出し、子どもたちは、話の中の主人公にとってどうやってあげればよいか、その子のためにどうしたらよいかしっかり考えていました。
 地域の方からは、「優しい子どもたちです」「よく考えていました」「いい雰囲気のクラスです」等と、お褒めの言葉をいただきました。子どもたちも「話しやすかった」「いろいろなことを教えてもらった」と楽しみながら考えを深めていたようです。